【グラス】手元に写し取る窓ガラス

fm.jpg窓に張り付く赤い三角印がわからなかった。
たまに見かけるそれは階数を表す目印にでもなっているのかと思っていたが、小学生位の時に縄ばしごやら何やらの避難用具置き場所としてのマーキングだと教えてもらった。
それ以来、身近な窓にこの印を見かけるだけで妙に安心感を得てしまう小心者の私だが、この謎の安心感を自宅においても擬似的に味わえるアイテムを発見してしまった。

それがこの三角印付きグラス、名付けて《ファイヤーマン》だ。このグラスは他にもシリーズ展開がされており、それぞれが窓の表情を模したものになっている。

三角印のファイヤーマンに加えて、網戸、網入りガラス、ブラインド、そして空を覗くのに最適な無色透明の全5種類。
まぁ、正直なところ網戸模様のコップで飲み物を楽しみたいかと聞かれたら苦笑いをするしかないが(冬場の網戸は悪いイメージしかない。)、窓とコップの共通素材《ガラス》を使ってお互いの要素をミックスするという発想は非常にユニークで面白いなぁと思う。

単なる模様入りコップと見るか、窓ガラスをくるりと巻き取ったコップと見るか。
頭の柔らかさを試すわけではないが、ちょっとした洒落の解る友人に何も言わずに贈って、横から反応を見てみたい商品の一つだ。

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《Window glass / 全5種 / 各840円〜》

【爪切り】サライ大賞受賞の切れ味

cof.jpgIさんから、コフの爪切りという、良さげな製品を教えていただいた。
"コフ"と聞いて、てっきり海外の商品かと思っていたが、調べてみるとれっきとした日本製。岐阜県の小坂刃物製作所(COPH)の製品である。

この爪切りは珍しい首振りタイプの製品で、切りたい方向や使いやすい手の向きに自由に刃先を合わせる事ができる。
T字のひげ剃りのように頭部分だけを可動させるのではなく、握り手に仕込まれた小さい爪切りをまるごと回す仕組みだ。
この仕組みを採用したコフの爪切りはテコの原理が二重に働きとても軽い力でカットする事ができる上、刃先に比べてハンドル部分が長いので、手のひら全体で握りながらも細かい処理を施すことが可能なのだそうだ。

関連サイトをいくつか覗いたところ、単なる不器用さんや手が不自由な人はもちろん、足下に屈みにくい妊婦さんやリウマチ持ちの方々に絶大な支持を受けているらしい。聞けば、日本リウマチ友の会という団体ではこの製品を有料頒布しているという。リウマチを煩っての爪切がどれほど大変なのかについては量りかねるが、使用中の自由度をより求める"リウマチ会"の人々のお墨付きというなら、その信頼性は間違いないのではと考えている。

私としては、方々で絶賛されている刃物屋ならではの切れ味と、見た目の良さに期待している。
切れ味というのは製品の特性上絶対だが、こういったシンプルなツールは、可動部分が多くなればなるほど見た目のゴツさが気になってくるものだ。メカメカしくなってきて、そのベクトルが失敗方向に向かうとアイデア商品的なバタ臭さが全開になる。その点、コフの爪切りは写真をみる限りシンプルで、女性用のキレイめツールには無い男の色気のようなものすら感じる。カッコイイ。

とりあえず、今使っている貝印のプロ用爪切り(どのあたりがプロ用なのか未だ疑問だ)が今にもその生涯を終えようとしていることもあるので、この製品については近々オーダーしてみようと思う。
使用レポートについては、体験次第また。

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《爪切り / コフ / 3色 / 各2,500円》
↑2003年のサライ大賞《体に優しい部門》受賞商品だそうです。
1,800円くらいで販売しているショップも有り。

【うどん】ユニバーサルうどん

design_img02.jpg好きすぎて動揺してしまう食べ物などあまりないが、うどんだけは違う。
あの食べ物だけは別格で、白い麺の事を考えると動悸すら覚えてしまう。

幸いにも、うどんの聖地四国まではここから陸路で3時間ほど。おかげで、年に1度はうどん好き仲間とドラクエよろしく隊列を組んで、島中を練り歩く事ができる。
新幹線やレンタカー代など数万円の諸経費を使いつつ、100円台のうどんをひたすら食らう。各地でエンカウントする破壊力満点のうどん達。容赦なく襲い来るそれらをパーティー全員の協力技を用いて(1玉を半分こ等)次々に消化し、その末、遂にたどり着いた大ボスとも云うべきテクニカルうどん(評判が良いのに営業時間が極めて短い、店所在地が辺鄙、すぐ完売しがち等)を攻略制覇した時のあの感動といったら…。

とまぁ、モノフェチサイトである事をうっかり忘れてうどんロマン紀行を延々と語ってしまいそうになる位に私はうどんが好きなわけだが、今回紹介するうどんの存在はつい先日まで知らなかった。

名付けて、《ユニバーサルデザインうどん》。
幅広うどんの中央に等間隔の切り込みが入っている商品なのだが、この切り込みが麺を茹でている最中にほぐれ、フォークや箸が旨い具合にひっかかる…という仕組みになっているらしい。

この商品を見たとき、素直にいいなと感じた。確かにうどんはつるつる滑ってどんぶりの汁にパシャリと落ちる。勢い余って吸い込んだ麺のおしりもあちこちに汁を飛ばすし、かといって丁寧に食べていると麺が伸びてしまう。
食事中の行儀は悪い方ではないと思うが、汁問題だけは割とシビアに受け止めていて、顔面に飛び散ったダシをぬぐいつつ、なんとかならないものかと何度か考えた事もある。
その点、このうどんなら少なくとも麺のどんぶりジャンプだけは避けられる。手などの自由がきかない人だけでなく、箸が旨く扱えない小さな子供でも旨く食べる事ができるだろう。
切り込み部分によって、ダシが麺によく絡むというのもうどん好きにはポイントが高い。

しかし、なめらかにほぐれた角有りの白うどんをズルズルやるのもうどん食の醍醐味といえば醍醐味なわけで、2本ワンセットで食べるうどんの食感と味については試してみるまで何とも言えない。ただ、比較的値段が安価なようなので、店で見かけた時には迷わず買って試してしまうに違いない。

用途別に…たとえば、麺に具が絡まりにくいトロロやオクラ・納豆うどん、白いシャツ時のカレーうどん用に使い分けるのはどうか。
案外、良い使い心地だとは思うのだが。

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《うどん双樹 / 一袋100円 / 100g》

【うどん】ユニバーサルうどん

design_img02.jpg好きすぎて動揺してしまう食べ物などあまりないが、うどんだけは違う。
あの食べ物だけは別格で、白い麺の事を考えると動悸すら覚えてしまう。

幸いにも、うどんの聖地四国まではここから陸路で3時間ほど。おかげで、年に1度はうどん好き仲間とドラクエよろしく隊列を組んで、島中を練り歩く事ができる。
新幹線やレンタカー代など数万円の諸経費を使いつつ、100円台のうどんをひたすら食らう。各地でエンカウントする破壊力満点のうどん達。容赦なく襲い来るそれらをパーティー全員の協力技を用いて(1玉を半分こ等)次々に消化し、その末、遂にたどり着いた大ボスとも云うべきテクニカルうどん(評判が良いのに営業時間が極めて短い、店所在地が辺鄙、すぐ完売しがち等)を攻略制覇した時のあの感動といったら…。

とまぁ、モノフェチサイトである事をうっかり忘れてうどんロマン紀行を延々と語ってしまいそうになる位に私はうどんが好きなわけだが、今回紹介するうどんの存在はつい先日まで知らなかった。

名付けて、《ユニバーサルデザインうどん》。
幅広うどんの中央に等間隔の切り込みが入っている商品なのだが、この切り込みが麺を茹でている最中にほぐれ、フォークや箸が旨い具合にひっかかる…という仕組みになっているらしい。

この商品を見たとき、素直にいいなと感じた。確かにうどんはつるつる滑ってどんぶりの汁にパシャリと落ちる。勢い余って吸い込んだ麺のおしりもあちこちに汁を飛ばすし、かといって丁寧に食べていると麺が伸びてしまう。
食事中の行儀は悪い方ではないと思うが、汁問題だけは割とシビアに受け止めていて、顔面に飛び散ったダシをぬぐいつつ、なんとかならないものかと何度か考えた事もある。
その点、このうどんなら少なくとも麺のどんぶりジャンプだけは避けられる。手などの自由がきかない人だけでなく、箸が旨く扱えない小さな子供でも旨く食べる事ができるだろう。
切り込み部分によって、ダシが麺によく絡むというのもうどん好きにはポイントが高い。

しかし、なめらかにほぐれた角有りの白うどんをズルズルやるのもうどん食の醍醐味といえば醍醐味なわけで、2本ワンセットで食べるうどんの食感と味については試してみるまで何とも言えない。ただ、比較的値段が安価なようなので、店で見かけた時には迷わず買って試してしまうに違いない。

用途別に…たとえば、麺に具が絡まりにくいトロロやオクラ・納豆うどん、白いシャツ時のカレーうどん用に使い分けるのはどうか。
案外、良い使い心地だとは思うのだが。

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《うどん双樹 / 一袋100円 / 100g》

【グラス】ゴージャス風庶民タンブラー

glass.jpg興味アリアリだが、グラスの収集はしない主義だ。

皿や小鉢はともかく、グラスは繊細すぎていけない。
足付きのモノ等は特にそうで、雑把な私などが扱うと、ちょっとした拍子にガシャンとやってしまう事請け合いだ。
おまけに、寸胴なタンブラーと違ってグラスは重ねる事が出来ない。
日本標準から見ても小さすぎる食器棚しかないウチには、大切に扱う必要のあるグラス婦人達の保管スペースすら見あたらないのである。

とはいえ、アンティークグラスによく見る美しいカッティングの技術や、くびれの魅力は堪らないものがある。まぁ、そういうラインを持つモノは大概高級品で簡単に手を出せる代物ではないわけだが、見目麗しきガラスの貴婦人をいつか手元に置いてみたいと願う気持ちだけは長らく持ち続けている。

そんな焦がれ続ける私が、代用品として密かに欲しがっているのが今回の商品。それは、タンブラーの側面塗装を豪華なグラス模様にくりぬいてある代物で、一揃い集めると、様々なグラスを一気に収集した気分をバーチャルで味わえる。
ただし、実際の形は1パターン。様々なグラスを使い分ける気分を楽しみつつも、収納時は重ねておけるし洗うのもラク。本物のワイングラスのように引っかけてテーブルの上で倒す事も少なく、酒飲みに嬉しい大容量。そんな貴婦人ライクな庶民タンブラーがこの【NO WINE GLASSES】なのである。

この商品を見ていると、芸能人に憧れるあまり芸能人似の庶民にうっかり告白してしまう若者のような気分にすらなるが、身の丈に合ったライフスタイルを考えると、私にはこれくらいのグラスがお似合いなのかもしれない。

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《NO WINE GLASSES / 6個セット / 3,675円》
↑残念ながら現在品切れ中。
雑貨屋などでは一つずつバラ売りしている店もありますね。
梅田のDouble dayではバラ売り確認済。

シンプルなホワイト版も有り。
こちらも完売。