【うどん】ユニバーサルうどん

design_img02.jpg好きすぎて動揺してしまう食べ物などあまりないが、うどんだけは違う。
あの食べ物だけは別格で、白い麺の事を考えると動悸すら覚えてしまう。

幸いにも、うどんの聖地四国まではここから陸路で3時間ほど。おかげで、年に1度はうどん好き仲間とドラクエよろしく隊列を組んで、島中を練り歩く事ができる。
新幹線やレンタカー代など数万円の諸経費を使いつつ、100円台のうどんをひたすら食らう。各地でエンカウントする破壊力満点のうどん達。容赦なく襲い来るそれらをパーティー全員の協力技を用いて(1玉を半分こ等)次々に消化し、その末、遂にたどり着いた大ボスとも云うべきテクニカルうどん(評判が良いのに営業時間が極めて短い、店所在地が辺鄙、すぐ完売しがち等)を攻略制覇した時のあの感動といったら…。

とまぁ、モノフェチサイトである事をうっかり忘れてうどんロマン紀行を延々と語ってしまいそうになる位に私はうどんが好きなわけだが、今回紹介するうどんの存在はつい先日まで知らなかった。

名付けて、《ユニバーサルデザインうどん》。
幅広うどんの中央に等間隔の切り込みが入っている商品なのだが、この切り込みが麺を茹でている最中にほぐれ、フォークや箸が旨い具合にひっかかる…という仕組みになっているらしい。

この商品を見たとき、素直にいいなと感じた。確かにうどんはつるつる滑ってどんぶりの汁にパシャリと落ちる。勢い余って吸い込んだ麺のおしりもあちこちに汁を飛ばすし、かといって丁寧に食べていると麺が伸びてしまう。
食事中の行儀は悪い方ではないと思うが、汁問題だけは割とシビアに受け止めていて、顔面に飛び散ったダシをぬぐいつつ、なんとかならないものかと何度か考えた事もある。
その点、このうどんなら少なくとも麺のどんぶりジャンプだけは避けられる。手などの自由がきかない人だけでなく、箸が旨く扱えない小さな子供でも旨く食べる事ができるだろう。
切り込み部分によって、ダシが麺によく絡むというのもうどん好きにはポイントが高い。

しかし、なめらかにほぐれた角有りの白うどんをズルズルやるのもうどん食の醍醐味といえば醍醐味なわけで、2本ワンセットで食べるうどんの食感と味については試してみるまで何とも言えない。ただ、比較的値段が安価なようなので、店で見かけた時には迷わず買って試してしまうに違いない。

用途別に…たとえば、麺に具が絡まりにくいトロロやオクラ・納豆うどん、白いシャツ時のカレーうどん用に使い分けるのはどうか。
案外、良い使い心地だとは思うのだが。

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《うどん双樹 / 一袋100円 / 100g》