【爪切り】サライ大賞受賞の切れ味

cof.jpgIさんから、コフの爪切りという、良さげな製品を教えていただいた。
"コフ"と聞いて、てっきり海外の商品かと思っていたが、調べてみるとれっきとした日本製。岐阜県の小坂刃物製作所(COPH)の製品である。

この爪切りは珍しい首振りタイプの製品で、切りたい方向や使いやすい手の向きに自由に刃先を合わせる事ができる。
T字のひげ剃りのように頭部分だけを可動させるのではなく、握り手に仕込まれた小さい爪切りをまるごと回す仕組みだ。
この仕組みを採用したコフの爪切りはテコの原理が二重に働きとても軽い力でカットする事ができる上、刃先に比べてハンドル部分が長いので、手のひら全体で握りながらも細かい処理を施すことが可能なのだそうだ。

関連サイトをいくつか覗いたところ、単なる不器用さんや手が不自由な人はもちろん、足下に屈みにくい妊婦さんやリウマチ持ちの方々に絶大な支持を受けているらしい。聞けば、日本リウマチ友の会という団体ではこの製品を有料頒布しているという。リウマチを煩っての爪切がどれほど大変なのかについては量りかねるが、使用中の自由度をより求める"リウマチ会"の人々のお墨付きというなら、その信頼性は間違いないのではと考えている。

私としては、方々で絶賛されている刃物屋ならではの切れ味と、見た目の良さに期待している。
切れ味というのは製品の特性上絶対だが、こういったシンプルなツールは、可動部分が多くなればなるほど見た目のゴツさが気になってくるものだ。メカメカしくなってきて、そのベクトルが失敗方向に向かうとアイデア商品的なバタ臭さが全開になる。その点、コフの爪切りは写真をみる限りシンプルで、女性用のキレイめツールには無い男の色気のようなものすら感じる。カッコイイ。

とりあえず、今使っている貝印のプロ用爪切り(どのあたりがプロ用なのか未だ疑問だ)が今にもその生涯を終えようとしていることもあるので、この製品については近々オーダーしてみようと思う。
使用レポートについては、体験次第また。

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《爪切り / コフ / 3色 / 各2,500円》
↑2003年のサライ大賞《体に優しい部門》受賞商品だそうです。
1,800円くらいで販売しているショップも有り。