【パソコン】Mac mini。凄いMACが久々出た

0112mac.jpgMACユーザーになって10年になるが、今日(アメリカでは11日か)発表された新製品情報には久々に心躍った。

"Mac mini"は、モニタとキーボードのない本体だけのMacintoshコンピュータだ。

名前にminiと付いているだけあって、マシンスペックも少々小振りなこのMac
毎日、多数のグラフィック処理アプリケーションを切り替えながら使うような人や、1ファミリー数ギガもあるような特殊なフォントをガンガンにインストールする必要のある人、また、沢山のグラフィックボードやHDDを増設して本体を長く育てていきたいような人には向かないかもしれない。
しかし、基本的なOSやソフトは従来のものとほぼ同様にセットされており、手持ちのアプリケーションも通常通りインストール出来る。mini故の拡張性不足は否めないもののハードディスク容量80G、1.42GhzのG4プロセッサというパワーは"サブマシン"と"ちょい使い"の用途にピッタリだ。というか普通に充分だろう。

まぁ、Mac miniにモニタとキーボードを付けなかったあたりでAppleがサブマシン利用を見込んだのは間違いないのだろうが、安さで競合商品に太刀打ちできない分、大きさとビジュアルで勝負してきたところはAppleらしい戦法とも言え好ましい。

シルバーにつや消し処理されたボックス形状は、そのサイズからAppleの悪夢G4Cubeを彷彿とさせたが、それさえ思い出さなければ純粋に美しさを楽しめる。
他社がガンダムっぽい機械機械したデスクトップを発表しつづける中、さらりと切り込んできたこのそぎ落とし感はどうだ。この潔さは目にとても気持ちよく、文句なしに物欲を刺激する。

更に、特筆すべきはその価格か。
58,590円というプライスはiPodとほとんど変わらず、Macintosh本体としては史上最安値ではないだろうか。
キーボードやマウス、モニタなどは中古ショップに行けばいくらでも安く手に入る上、デスクトップマシンを所持しているような私にとっては買う必要すらない。
パソコンのヘビーユーザーなら、おそらく部屋の中に使っていないモニタやキーボード(win用のも使える)類が数セット転がっているはずであるし、捨てるに捨てられなかったゴミ同然のそれをさくっと繋げば、6万円足らずでMac環境を一つ構築することが出来る。

パソコンが壊れると収入が無くなり、死活問題になるような生活をしている。
今までも数回危機にさらされた事があるが、その度にサブマシンの購入を検討してきた。そんな気分にピッタリはまったMac miniが欲しくないわけがない。ついでに、設置場所を選ばない一辺16.5cm、高さ5cmというのも日本の住宅事情に有り難く、簡単に持ち運べるそれは、出張や帰省、その他出先での活用に役だってくれるだろう。

と、諸手を挙げて欲しがってみたMac miniだが、あとはちゃんと動作してくれれば完璧だ。ほんとうにもう、ただそれだけが重要だ。

悪夢、G4Cube伝説の再来だけは避けて頂きたいと強く願う。

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《小型で安価なMac mini / 58,590円〜》

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《同時発表されたiPod shuffle》
も欲しいじゃないか。
ジョブス曰く『ガムより小さく、コイン4枚より軽い』。
紛失率が高そうだ。

iPodは去年のクリスマスにバカ売れしたらしい。
入手した人々の何割かは、今頃がっくり肩を落としているはずだ。