【ノート】「キャンパスノート」30周年で復刻版発売

050114.jpgiPod shuffleで大騒ぎな(もうそうでもないか)最中、生まれて初めて(人の)iPod miniをセットアップした。
正直いうと、まじまじと手に取ったのもこれが初めてで、普段の通常サイズiPodに比べると恐ろしく軽くて小さいそれに、まるで生まれたての子供のような儚げな印象を感じてしまった。
これでshuffleになったら一体どうなってしまうのか。上手く優しく扱える自信がない。

さておき。このブログの右側の柱は遊び場にしているのだが、今日は落書き板なるものを設置してみた。自宅でチェックしてびっくり表示されていないのだが、ひょっとするとMACのOSはX以外対応していないのかもしれない。
既にいくつかテストがてら投稿してみたので、暇な人はまた落書きや再生をして遊んでみてください。私だって遊ぶ。

前置きが長くなったが、今日は大手文具メーカーコクヨのプレスから一つ。
コクヨといえば真っ先に思い出すのがキャンパスノートだ。
ショウワノートジャポニカ学習帳からノートユーザーデビューし(ただし神戸市民以外)、色気づいてルーズリーフやリング留めノートに移行したその更に後、キャンパスノート時代を過ごした人は多いはずだ。

世の中の大半のモノ達が常に形を変えてゆくように、このキャンパスノートも現在まで3回モデルチェンジをしている。
それぞれは初代(1975年発売)から、2代目(1983年発売)、3代目(1991年発売)となっているようだが、今回のプレスによると、その復刻版3冊に現在の4代目(2000年発売)を特別にメタリックカラーにアレンジしたものを加え、合計4冊パックで販売するらしい。

1〜4代目をサイトで確認してみたが、なるほど懐かしい。
流石に初代は見たこともないが、2代目以降は私も愛用させてもらっていた。
文房具店に行けば、罫線がカラフルなのや、小話、マンガ付きのもの、占いや香り付きのノートまであった。ただ、それらは1度買えば二度と同じものを手に取ることは無く、飽きずに何度も繰り返し使っていたのは結局このキャンパスノートだけだ。

表紙に印刷された微妙な罫線をどう活用するかがセンスの見せ所だったとか、最初と最後のページが使いにくかった等、思い出も沢山ある。

目立った【可】は無いが、代わりに本当の【不可】がない。
その上、目立ちすぎないギリギリのバランスでデザインを主張する。
そういう究極のシンプルさが備わっていたからこそ、キャンパスノートはロングセラーになったのではないだろうか。
生活に根付かせる為のデザインというものは、付加タイプのものよりそぎ落としタイプのほうが難易度が高い。
そのテクニカルさをクリアして今なお息づく表紙達を眺めていると、尊敬するやら労りたくなるやらでノートを使わなくなった私ですら、益々愛着を感じてしまうのである。

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《キャンパスノート / 1パック4冊 / 546円》

《キャンパスノートの時代と背景》
↑面白い。3代目の斬新ポイントが見所。
それにしても販売総数17億冊、誕生30周年記念とはスケールが大きい。
しかも私より年上じゃないか。