【キッチンスポンジ】リズムに乗って食器洗い

041119mana.jpg台所用洗剤は手への優しさやその香り、油に強い・あるいは泡切れが良い…等という特徴で選ぶ事が多い。
しかし、台所用スポンジについてはどうだろう。粗品で貰ったものやスーパーで特売だったものをなんとなく使う事が大半ではないだろうか。

確かにスポンジの新製品は洗剤ほどメディアに露出していない。
パッケージも佇まいもわりかし地味だし、ショップでの定位置もちょっと見つけ辛い場所である事が多い。更に消費者は消費者で、スポンジについて周りから事前広告されていない分、イザ商品棚の前にやってくるまでそれに関して深く考える事もない。結局《今までもこれを使ってたから、なんとなく》選ばれる事が多い気がする可愛そうなスポンジ。
まぁそもそも、スポンジ大充実!なスーパーなんてあまり見かける事もないので、店頭で比較検討すらできないのが現実なのだが。

一方、ハンズやキッチン雑貨の専門店に行くと、変わった色やデザインのものが多数揃っていて面白い。材質、色、形…。ただ、その置き場にまでこだわったスポンジは、今のところ極めて少数だ。

少し前に同僚の家で見つけたスポンジが、そんな貴重なスポンジの一つ。
吸盤をシンク内側に貼り付けて、そこから出た突起をスポンジの穴にポコっと填める。単純なアイデアだが、これが実際すこぶる使いやすい。サっと取り出してサっとしまう。このストレスの無さが日用品の大事なポイント。食器洗いのリズムが全く崩れないから、ちょっと嬉しくなる。

その構造も秀逸だ。ホルダー部分が極めて小さいので、食器洗いの邪魔にならない。ステンレスのクリップのように、ぶつけても痛くないし、スポンジを押さえつけないから長く使っても変形しない。なにより見た目がスマートだし、スポンジの下部を遮るものがなにもないから、水切れだって早い。握りやすさもグウ。

問題を上げるとしたら、専用スポンジが必要である事と、そのスポンジの丸形だろう。牛乳を飲んだ後のコップの底を洗う時には、やはり少しカドが欲しい。
専用スポンジは単体でのリフィルが販売されているのでそれを利用するとして、形だけは次作よりちょっと再考してもらえたらな、と思う。
四角と円形のカドを持つ変形スポンジなんてどうだろう。ちょっと使いやすいと思うのだが。

  • -

《マーナ ポコ キッチンスポンジ / 320円》